三井住友カード ゴールド(NL)の「100万円修行」、達成しました。アプリの表示は達成率100%、累計1,603,368円(2026年8月25日時点)です。
ただ、正直に書きます。達成してから気づいたことのほうが、多かったです。
とくに大きかったのが、SBI証券のクレカ積立が、100万円に1円もカウントされていなかったこと。私は月3万円を積み立てているので、9か月で約26万円。この分は集計対象外です。「カードで払っているのに、修行は進んでいない」という状態が、ずっと続いていました。
この記事では、47歳・子ども1人のパパが、9か月で160万円をどう使い、達成後に何を考えたかを、アプリの実数字ごと公開します。前編(プラチナプリファードからゴールドへ乗り換えた話)の続きにあたる内容です。
1.【現在地】9か月で1,603,368円。8月に達成率100%になった
まず、私のカードの状況です。

| カード | 三井住友カード ゴールド(NL) |
| 現在の累計金額 | 1,603,368円(2026/08/25更新) |
| 達成率 | 100% |
| 利用対象期間 | 2025/12/01〜2026/11/30 |
| 特典 | 年会費永年無料+10,000ポイント |
| ポイント付与予定日 | 2026/12/31 |
「年会費永年無料 達成済」の表示が出た瞬間は、やはり少しうれしかったです。通常5,500円の年会費が、この先ずっとかからなくなる。
期間は2025年12月1日から8月25日までで267日=約8.8か月。単純に割ると月平均およそ18.3万円を、この1枚に通していた計算になります。

月18万円…? うちにはそんな余裕ないですよ。修行のために無理して使ってません?

逆です。買い物を増やしたのではなく、もともと出ていくお金を1枚に寄せただけなんです。内訳は5章で全部出します。むしろ私の失敗は「使いすぎ」のほうでした。
2. 罠その1:集計期間は「1月〜12月」ではない
最初につまずきやすいのが、ここです。
100万円の集計期間は暦年(1月〜12月)ではなく、カードの加入日から11か月後の末日まで。つまり人によって、始まりも終わりも違います。
私は2025年12月にプラチナプリファードからゴールド(NL)へ切り替えたので、私の期間は2025年12月1日〜2026年11月30日。アプリにもそう書かれています。
これを「今年の1月から100万円ぶん使えばいいんだな」と勘違いすると、2か月ぶんズレます。年末に慌てて帳尻を合わせようとしたら、実は締めが11月30日だった——という事故が起きるわけです。
対策はシンプルで、アプリの「サービスご利用状況」で自分の対象期間を最初に確認しておくこと。ここに累計金額と達成率も出るので、月1回眺めるだけで進捗管理は終わります。
3. 罠その2:クレカ積立は1円もカウントされない(しかも今年、対象外が増えた)
これが本題です。SBI証券のクレカ積立(三井住友カード つみたて投資)は、年間利用金額の集計対象外。カードで決済しているのに、100万円には一切効きません。
集計対象外になる主なものを並べます。
- 年会費(クレジットカード・ETCカード・PiTaPaカードなど)
- キャッシング利用分
- 各種手数料(リボ・分割の手数料、マイル移行手数料など)
- 保険料(国民年金保険料など)
- SBI証券のクレカ積立(三井住友カード つみたて投資)
- 交通系ICチャージ(Suica・PASMO・ICOCAなど)
- 電子マネーチャージ(楽天Edy・WAON・nanaco・ANA Pay)
- 三井住友カード発行のプリペイドカードへのチャージ
- 2026年3月1日から追加:au PAY・Kyash・JAL Pay・バンドルカード
注目したいのは最後の行です。2026年3月1日から、対象外がさらに増えました。チャージ系を経由して修行を進める「抜け道」が、また1つ塞がれた形です。カードの条件は作って終わりではなく、こうして静かに変わっていきます。
私の場合の実害を計算すると、こうなります。
| カードで実際に払った総額 | 約1,866,000円 |
| うちクレカ積立(月3万円×8.8か月) | 約263,000円 → 集計対象外 |
| 100万円修行に反映された額 | 1,603,368円 |
8月25日時点で消えているのが約26万円。この対象期間が終わる11月30日まで積み立てを続ければ、消えるのは36万円になります(月3万円×12か月)。私はこの程度で済みますが、上限いっぱいの月10万円を積み立てている人なら、年120万円が丸ごと消える計算です。「毎月10万カードで払っているのに、修行が全然進まない」という状況は、ここから生まれます。
4. それなのに、積立の還元率は「年間利用額」で決まるという捻れ
ここが、いちばん理解しづらいところでした。
クレカ積立の額は年間利用金額に入らないのに、クレカ積立でもらえるポイントの付与率は年間利用金額で決まります。ゴールド(NL)の場合はこうです。
| 年間カード利用額 | クレカ積立の付与率 | 月3万円なら |
|---|---|---|
| 10万円未満 | 0% | 0ポイント |
| 10万円以上100万円未満 | 0.75% | 225ポイント/月 |
| 100万円以上 | 1.0% | 300ポイント/月 |
私は160万円使っているので1.0%。月3万円の積立で毎月300ポイント、年間3,600ポイントです。もし年間利用額が100万円を割ると0.75%に落ちるので、年900ポイントの差が出ます。
つまり「積立はカウントされないのに、積立の還元率は年間利用額に支配される」という、片方向の関係になっています。修行と積立は別勘定ですが、完全に無関係でもない。ここを取り違えると設計を間違えます。

ややこしい……結局、どこだけ覚えておけばいいですか?

2つだけです。①積立は100万円修行に入らない ②でも年間利用額が積立の還元率を決める。この2行さえ押さえておけば、あとは自分の数字を当てはめるだけですよ。
5.【実額公開】私が160万円を何で埋めたか
ここは公式サイトには載っていない部分なので、細かく出します。8.8か月で1,603,368円の中身です。
| 項目 | 8.8か月の概算 | メモ |
|---|---|---|
| 食費 | 約35万円 | 月4万円。妻の家族カードぶんも含む |
| エアコン | 17万円 | この期間に購入 |
| 定期代 | 約16万円 | 半年で11万円 |
| ガソリン代 | 約9万円 | 月1万円 |
| 車検 | 8万円 | 年1回の大物 |
| 家財(ニトリ) | 7万円 | 9か月の累計 |
| その他 | 約68万円 | 外食・子どもの服・自分の昼食・日用品など |
この表を作って、自分でもはっきり見えたことがあります。
エアコン17万円+車検8万円+家財7万円=32万円。「年に数回しかない大物」だけで、100万円修行の3分の1が終わっていました。
毎月コツコツ18万円使ったわけではありません。日常の食費は月4万円です。平均を押し上げていたのは、エアコン・車検・定期代・家財という、金額が大きくて、しかも支払う時期が読めるものでした。
だから私の結論はこうです。100万円修行は、節約でも我慢でもなく「もともと出ていく大物を、どのカードに寄せるか」を決めるだけのゲームでした。買い物を増やして達成しにいくと、ポイント以上に支出が増えます。それでは本末転倒です。
もうひとつ、ポイントに換算できない価値もありました。わが家は私が家計を一手に握っていて、妻には家族カードを1枚渡しています。「これで払っておいて」と1枚渡しておけば、家計簿が勝手に揃う。明細を1本にまとめられることの楽さは、正直、数千ポイントより大きいと感じています。カードを分散させるほど、この楽さは失われます。
6. 100万円を超えた分は「ただの0.5%」だった
さて、ここからが「達成後」の話です。
10,000ポイントの特典は、100万円に到達した時点で確定します。そこから先にいくら使っても、特典は増えません。超過分に付くのは通常のポイント(0.5%)だけです。
私はいま8月時点で160万円。このペース(月18.3万円)で11月30日まで走ると、期末は約219万円になります。並べるとこうなります。
| 通常ポイント | 特典 | 合計 | 実質の還元率 | |
|---|---|---|---|---|
| 100万円ちょうどで止める | 5,000pt | 10,000pt | 15,000pt | 1.5% |
| このまま約219万円まで使う | 10,929pt | 10,000pt | 20,929pt | 0.96% |
1.5%だったカードが、使えば使うほど0.96%に薄まっていく。これが「達成後」に起きていることの正体でした。
私はもともと、楽天市場と楽天トラベルは楽天カード、それ以外は三井住友カード、という分け方をしています。この境界線を、達成後は少し引き直すべきだと考えました。
残り3か月ぶんの約58万円を1%のカードに回した場合、差は約2,900ポイント。期末の超過見込み119万円で考えると約5,900ポイントの差になります。回すべき候補は、5章で見えた「金額が大きく、支払う時期が読めるもの」=車検・定期代・家電です。
ただし、全部を逃がすのは違います。理由が3つあるからです。
- 100万円は毎年超える必要がある——10,000ポイントの特典は毎年もらえるので、翌年もまず100万円までは寄せる
- 積立の付与率1.0%を維持できる——100万円を割ると0.75%に落ちて年900ポイントの損(4章)
- 対象のコンビニ・飲食店はスマホのタッチ決済で7%——そもそも0.5%で払っている場面ばかりではない
整理すると、私が出した答えは「100万円までは寄せる。超えたら、読める大物だけ逃がす」です。全寄せでも全分散でもなく、達成が見えた月から切り替える。私の場合、8月に達成が確定したので、切り替えのタイミングは今でした。

正直、そこまで気にするほど変わるものですか?

私の場合、残り3か月を回すだけで約2,900ポイント、年単位なら6,000ポイント弱でした。やることは「車検の支払いで出すカードを変える」だけ。手間ゼロでこの差なら、私はやります。
📌 クレカ積立を始めるなら|SBI証券
この記事で出てきた月3万円のクレカ積立は、SBI証券×三井住友カードの組み合わせです。積立額は100万円修行にはカウントされませんが、年間利用額に応じてVポイントが貯まります。1株から買える「S株」やNISA口座も同じ口座で使えます。
▶ SBI証券の口座を開設する(無料)※投資には元本割れ等のリスクがあります。投資判断はご自身の責任でお願いします。
7. まとめ:修行と積立は「別勘定」で設計する
9か月走ってみて、覚えておく価値があったのは次の5つでした。
- 集計期間は暦年ではない——カード加入日から11か月後の末日まで(私は12/1〜11/30)
- クレカ積立は1円もカウントされない——私は約26万円ぶんが対象外。月10万円積立なら年120万円が消える
- 2026年3月1日から対象外が追加された——au PAY・Kyash・JAL Pay・バンドルカード。条件は静かに変わる
- 積立の還元率は年間利用額で決まる——100万円以上で1.0%、割ると0.75%
- 100万円を超えた分は0.5%——1.5%が0.96%に薄まる。超過分は読める大物から逃がす
前編で書いたとおり、私はプラチナプリファードの5%が改悪されたことをきっかけに、ゴールド(NL)へ降りてきました。そして今回また、対象外の追加という小さな変更に出会っています。カードは「作って終わり」ではなく、条件が変わるたびに置き場所を考え直す道具——この2年で、それだけは身に沁みました。
ポイントを何ポイント多く取るかより、そのために家計の管理が複雑になりすぎないか。わが家の場合はそこが判断軸です。年に1回、車検の支払いのときだけカードを持ち替える。それくらいの手間なら、続けられます。
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※本記事の数字は2026年8月25日時点の私のカード利用状況です。特典の条件・対象外の範囲・付与率は変更される場合があるため、最新の内容は三井住友カードの公式サイトでご確認ください。

