
「投資には興味があるけど、SBI証券とか楽天証券とか色々あって、どれを選べばいいか分からない……」

「その疑問に、スペック表の比較ではなく『両方に1,000万円以上入れて使っている人間の実感』で答えます」
ネットで「証券口座 おすすめ」と検索すると、手数料やポイント還元率の比較表が無数に出てきます。でも正直に言うと、SBI証券と楽天証券のスペック差は、初心者の段階ではほぼ誤差です。手数料はどちらも実質無料、商品ラインナップにも大差ありません。
だからこの記事では、比較表の代わりに私の口座の中身をそのまま見せます。
| 口座 | 評価額(2026年6月時点) | 中身 |
|---|---|---|
| 楽天証券 | 1,774万円 | 国内株972万(17銘柄)/米国株353万/投信435万 |
| SBI証券 | 1,311万円 | 新NISA成長枠871万/つみたて枠233万/特定130万 |

なお、預貯金等を含めた総資産は約3,300万円で、いわゆるアッパーマス層(純金融資産3,000万円以上5,000万円未満の世帯)に当たります。怪しい投資をしたわけではなく、中身は上の表のとおり、誰でも開ける2つのネット証券に置いてあるだけです。10年以上かけてこうなった経緯と、「結局どっちから始めるべきか」の結論、そして両方使うことになる理由まで、順番に説明します。
結論:初心者は楽天証券から。ただし最終形は「併用」
先に結論です。
- これから始めるなら楽天証券から。理由はアプリ(iSPEED)が直感的で、忙しい隙間時間でも迷わず操作できるから
- 資産が育ってきたら、SBI証券を足して併用。私は新NISAをSBIに集約しました
- どちらか一方が「正解」なのではなく、役割分担に行き着くのが実態です
私自身、楽天証券→SBI証券の順で口座を作り、いまは使い分けています。なぜそうなったのか、実データで説明します。
実使用データで見る、わが家の使い分け
役割分担の実態
| 用途 | 口座 | 実額 |
|---|---|---|
| 高配当株の主力(特定口座) | 楽天 | 972万円 |
| 米国株・米国ETF | 楽天 | 353万円 |
| 旧つみたてNISAの投信 | 楽天 | 435万円 |
| 新NISA成長枠の個別株 | SBI | 641万円 |
| 新NISA成長枠の投信 | SBI | 308万円 |
| 新NISAつみたて枠 | SBI | 233万円 |
楽天が「10年かけて作った土台」、SBIが「2024年からの新NISA専用機」という分担です。
ここでひとつ正直に書いておくと、SBIの新NISAの中身は高配当株だけではありません。NASDAQ100やFANG+といった成長系の投資信託も約540万円分入っています。私の軸は高配当株ですが、非課税枠の一部は成長投資に振っています。「高配当一筋」と見せた方が記事としてはきれいですが、口座の中身を公開する以上、実態のまま書きます。
配当金の「成長エンジン」はSBIに移った
使い分けの効果が一番はっきり出ているのが、配当金の出どころの変化です。
| 年 | 楽天の配当 | SBIの配当 | SBI比率 |
|---|---|---|---|
| 2023 | 約20.1万円 | 約1.5万円 | 7% |
| 2024 | 約19.9万円 | 約3.9万円 | 16% |
| 2025 | 約22.2万円 | 約10.8万円 | 33% |
| 2026(6月時点) | 約5.1万円 | 約4.5万円 | 47% |
※税引後の受取額(国内株)
楽天(特定口座)の配当が年20万円前後の安定した土台を作り、新NISA開始以降はSBI側が伸びています。しかもSBIで受け取った配当の73%はNISA成長投資枠なので非課税。特定口座なら約20%引かれていた税金が、まるごと手元に残ります。

「『新NISAをどちらに置くか』は、5年後10年後の手取り配当に直結する選択でした。私が資産1,500万円の時点でメイン口座をSBIに切り替えた経緯は、別記事で詳しく書いています」
(あわせて読みたい:楽天→SBI切替の実録)
それでも、最初の1口座に楽天を勧める理由
ここまで読むと「じゃあ最初からSBIでは?」と思うかもしれません。それでも初心者の最初の1口座に楽天を勧めるのは、次の理由です。
- アプリ(iSPEED)の画面が直感的。家事や育児の合間に、迷わず株価を見てそのまま買える。私が10年続けられた理由の半分はこれです
- 楽天カード・楽天市場ユーザーならポイントがそのまま投資に回る。楽天ポイントで株や投信が買えるので、現金を入金する前に「お試し投資」ができます
- 後からSBIを足すのは簡単。口座開設は何社でも無料です。最初の1社で人生は決まりません
逆に、三井住友カードを使っている方や、最初から新NISA中心で考えている方は、SBIから始めても全く問題ありません。
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※ 投資判断はご自身の責任で行ってください
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口座開設でつまずきやすいポイント(1つだけ)
開設手続き自体はスマホで5〜10分で終わります。画面の指示どおりに進めば迷いませんが、1カ所だけ重要な選択があります。
「納税方法の選択」では、必ず【特定口座(源泉徴収あり)】を選んでください。
これを選んでおけば、証券会社が税金の計算と納税を代行してくれるので、確定申告が原則不要になります(あとから変更も可能です)。ここさえ間違えなければ、あとは本人確認書類の撮影だけです。
口座ができたら:私が最初に買った株の話
口座開設より大事なのは、最初の1株を買う体験です。
実は、私が人生で最初に買った株は大失敗でした。10年以上前、「絶対に上がる」というお祭りムードに乗って日本郵政のIPOに飛びつき、出口戦略ゼロのまま塩漬けにして、最後はマイナスで損切り。「投資はギャンブルだ」という思い込みは、この自分自身の無知な取引が作ったものでした。
本当の意味での「最初の1株」は、2019年。正しい知識を学び直してから、楽天証券のつみたてNISAでeMAXIS Slim S&P500を月33,333円、積み立て始めた時です。今度は出口も目的も決めた上での一歩でした。あの積立はその後コロナショックをくぐり抜け、約2.4倍に育っています(詳しくは資産形成の全行程で)。
失敗から始まった私が言えるのは、最初の一歩の大きさより「何のために・いつまで持つか」を決めてから買うことの方がずっと大事だ、ということです。
いまの私のポートフォリオの一部がこちらです。

| 銘柄 | 評価額 | 評価損益 |
|---|---|---|
| 三菱UFJフィナンシャルG | 157万円 | +129.8万円 |
| KDDI | 110万円 | +50.6万円 |
| 住友商事 | 61万円 | +48.5万円 |
| 日本たばこ産業 | 63万円 | +43.2万円 |
聞いたこともないベンチャー企業ではなく、誰もが知っている大企業ばかりです。こうした株を1株(数百円〜数千円)から少しずつ買い増した結果、累計の受取配当は約150万円になりました(配当ロードマップで年別推移を公開しています)。
よくある質問
Q. 口座を作るのにお金はかかる?維持費は?
A. 開設も維持も無料です。使わず放置していても費用はかかりません。
Q. 途中でやめたくなったら?
A. いつでも売却して銀行に出金できます。教育費や車の買い替えで現金が必要になれば、スマホから数タップで売れます。
Q. 投資はどうしても元本割れが怖い
A. その感覚は正しいです。私も最初の1株は「下がっても数百円の損」という金額から始めました。リスクを金額でコントロールできるのが1株投資の利点です。
Q. 夫婦でお金の方針が違う場合は?
A. わが家の場合、投資は結婚前から続けていたもので、妻は口出しせず理解してくれています。ただし条件として、資産額はすべて妻に公開しています。「隠さず見せる」が信頼の土台です。2年前、新NISAが始まる時に妻自身が興味を持ったので私の考え方を伝えたところ、彼女が選んだのは王道の長期・積立・分散。いまはオルカン(全世界株式)をメインにコツコツ積み立てています。夫婦で同じ銘柄を持つ必要はなく、それぞれが納得したやり方で続けるのが、わが家の形です。
まとめ:口座開設は「小さな一歩」、でも方向は決まる
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
- スペック差は誤差。最初の1口座は楽天証券、操作の分かりやすさで選ぶ
- 資産が育ったらSBIを足して新NISAを集約。配当の手取りが変わる
- 開設時の選択は「特定口座(源泉徴収あり)」だけ間違えない
- 口座開設のゴールは口座ではなく、最初の1株と最初の配当の体験
「いつかやろう」のままでは配当は1円も入ってきませんが、焦って今日決める必要もありません。この記事をブックマークして、次の隙間時間に5分だけ使ってみてください。
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NISA成長投資枠で配当が非課税、楽天ポイントとも連動。
新規口座開設でポイント還元キャンペーン常時開催中。
※ 投資判断はご自身の責任で行ってください
※投資には元本割れ等のリスクがあります。投資判断はご自身の責任でお願いします。
この記事を書いた人
配当パパ|47歳・1歳児の父・会社員(管理職)。楽天証券とSBI証券に合計約3,100万円を運用。投資歴約6年。税引後の累計受取配当は約150万円(2026年6月時点)。本ブログでは証券口座の実データに基づき、数字を盛らない投資記録を公開しています。
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