「楽天経済圏どっぷりの私が、なぜ三井住友カードまで作ったのか」——今日はその全記録を、実際のポイント履歴を見ながら正直にお話しします。
結論を先に言うと、私は2024年1月に三井住友カード プラチナプリファード(年会費33,000円)を作り、約2年使って、2025年12月にゴールド(NL)へ乗り換えました。「ステータスカードを作って、わざわざ格下げ?」と思われるかもしれません。でも、これには実データに基づいた明確な理由があります。
カードは「作って終わり」ではありません。制度は変わります。その変化に気づいて見直せるかどうかで、もらえるポイントは何倍も変わる——それを身をもって体験した話です。

楽天カードがあるのに、年会費3万円超のカードをわざわざ?さすがに作りすぎじゃない…?

私も最初はそう思いました。でも新NISAが始まるタイミングで「ある2つの理由」が重なって、作る価値があると判断したんです。
なぜ楽天経済圏の私が、SBI+三井住友カードまで持ったのか
きっかけは2024年1月、新NISAのスタートでした。理由は2つあります。
理由①:リスク分散のため、メインの証券を楽天証券からSBI証券へ
それまで投資のメインは楽天証券でしたが、「資産形成の器を1社に集中させていいのか」という不安がありました。そこで新NISAの開始に合わせ、成長投資枠の主軸をSBI証券へ移すことにしたのです(楽天証券も旧NISA等で併用は継続)。
理由②:プラチナプリファードのクレカ積立が、当時”5%”だったから
これが大きかった。当時、プラチナプリファードでSBI証券のクレカ積立をすると、ポイント還元が5.0%。積立上限は月10万円。つまり月10万円積み立てるだけで、毎月5,000ポイント(上限)がもらえる計算でした。投資をしながらポイントが5%付く——これは見逃せませんでした。

毎月の積立で5%って…現金還元の高還元カードでも1〜2%なのに。それは作る価値ありそう。

そうなんです。「リスク分散」と「5%」が同時に叶う。だから年会費33,000円を払ってでも作りました。実際、最初の数ヶ月はその判断が完全に正解でした。
2024年の黄金期|月10万積立×5%=月5,000ポイント
実際の私のVポイント履歴を見ると、当時の威力がはっきり残っています。
- 2024年4月〜7月:クレカ積立特典 5,000ポイント/月(月10万×5%、上限を満額ゲット)
- この4ヶ月だけで、積立のポイントは20,000ポイント
年会費33,000円とはいえ、積立だけで毎月5,000pt、さらに通常利用や継続ボーナスも乗る。「これは作って大正解だった」と、当時は満足していました。ところが——この黄金期は、長くは続きませんでした。
そして改悪|月5,000pt → 月300pt(16分の1)へ
2024年11月買付分から、SBI証券のクレカ積立のポイント付与率が改定されました。プラチナプリファードの5.0%一律は廃止され、前年のカード利用額(積立を除く)に応じた段階制に変わったのです。
- 年間500万円以上利用 → 3.0%
- 前年300万円以上 → 2.0%
- 前年300万円未満 → 1.0%
私の年間カード利用は約200万円(楽天カードとも併用しているため、利用が分散します)。つまり私は1.0%の枠。5%が1%へ、5分の1です。しかもこのタイミングで、私は積立額を月3万円に調整しました。すると——
- 改悪後(2025年5月〜):クレカ積立特典 300ポイント/月(月3万×1.0%)
月5,000ポイントだった黄金期から、月300ポイントへ。実に16分の1です。この落差を、私は毎月のポイント履歴で淡々と突きつけられることになりました。

5,000が300…。同じカード・同じ積立なのに、制度が変わるだけでこんなに違うのか。

これがクレカ積立の怖いところです。ルールは”向こうの都合”で変わる。だから「作った時の条件」がずっと続く前提で考えると、足をすくわれます。
継続ボーナス20,000ptは”もらえた”、でも2年目は”消えた”
プラチナプリファードには、年間100万円利用ごとに10,000ポイント(最大4万pt)の継続特典があります。私の場合、年200万利用なので毎年20,000ポイントが狙えます。実際、履歴にはこう残っています。
- 2025年1月27日:継続特典〈前年利用ボーナス〉20,000ポイント 付与(2024年の利用分)
ここまでは良かった。問題は2年目(2025年の利用分)の継続ボーナスです。これは本来、カード加入月(1月)を起点に、2026年初め頃に判定・付与される予定でした。
ところが私は、その付与を迎える前の2025年12月に、ゴールドへ切り替えてしまったのです。継続特典は「対象期間を満了し、付与時点でそのカードを保有している」ことが条件。結果——2年目の20,000ポイントは権利が確定せず、消滅しました。
実際、私のポイント履歴には2026年に入っても継続ボーナスの記録はありません。切り替えのタイミングを誤ると、本来もらえたボーナスを取りこぼす。これは高い授業料でした。

これは痛い…。乗り換えるなら「継続ボーナスをもらってから」が正解だったってこと?

その通りです。私の失敗から学んでほしいポイントの第一がこれ。ダウングレードや解約は、継続特典の付与を受けた直後に。数日早まるだけで2万ポイント消えます。
年200万利用なら、ゴールドが年13,000pt得【試算】
改悪で「このカード、私には重いのでは?」と感じた私は、2025年10月ごろ、年会費と還元を冷静に試算しました。前提は私の実態に合わせて、年間カード利用(積立除く)約200万円、特約店の利用は少なめ(通常還元率ベース)、クレカ積立はこの利用額帯では両カードとも1.0%で同じ(プリファードが2%になるのは年300万以上)です。
| 項目 | プラチナプリファード | ゴールドNL(2年目以降) |
|---|---|---|
| 年会費 | −33,000 | 0(100万利用で永年無料) |
| 通常利用(200万) | 1.0% → +20,000 | 0.5% → +10,000 |
| 継続ボーナス | 100万×2 → +20,000 | +10,000 |
| クレカ積立 | (1.0%・両者同額) | (1.0%・両者同額) |
| 小計(積立除く) | +7,000 | +20,000 |
→ 年間で約13,000ポイント、ゴールドの方が得。プリファードの年会費33,000円を、年200万の利用では取り返しきれない、という結論でした。「ステータスは魅力的。でも自分の利用額には、明らかに身の丈が合っていない」。数字がそう告げていました。
2025年12月、ゴールドへ|100万円修行も達成
そして2025年12月、ゴールド(NL)へ切り替えました。決め手は3つです。
- 投信積立のポイント率は変わらない(私の利用額帯では、もともと1.0%で同じ)
- 年会費は「年100万円利用」で永年無料+達成で10,000ポイント
- 出張時の空港ラウンジも、ゴールドならそのまま使える
そして先日、その100万円修行も達成しました。

利用対象期間2025/12/01〜2026/11/30に対し、2026年5月末時点で累計約112万円=達成率100%。年会費は永年無料が確定し、達成特典の10,000ポイントも付与予定です。年会費の重しが消え、ポイント率は維持。私の家計には、こちらが正解でした。

作った時はプリファードが正解で、改悪後はゴールドが正解。”その時々のベスト”が変わるんだね。

はい。大事なのは「一度決めたら放置」しないこと。年1回でいいから、年会費と還元を見直す。それだけで、取りこぼしも払いすぎも防げます。
まとめ:カードは”作って終わり”じゃない
私のプラチナプリファード〜ゴールドの2年間を整理します。
- 新NISA+5%を狙ってプラチナプリファード作成(2024年1月)
- 2024年は月5,000ptの黄金期(4〜7月で積立だけ20,000pt)
- 改悪で月300ptへ(16分の1)+年200万利用では年会費が重い
- 継続ボーナスは1年目20,000ptはもらえたが、2年目は切替タイミングで消滅
- 試算どおり2025年12月にゴールドへ、100万修行も達成・年会費永年無料
カードは作った瞬間の条件がずっと続くとは限りません。制度改定に気づき、自分の利用額で測り直す。これができれば、ポイントの取りこぼしも、年会費の払いすぎも防げます。
これからクレカ積立や新NISAを始める方は、まず証券口座という土台を整えるのが先決です。私は楽天証券とSBI証券を二刀流で使っていますが、その使い分けはこちらにまとめています→ 楽天証券とSBI証券は「併用」が正解 / 資産1,500万で楽天→SBIに乗り換えた理由
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※投資には元本割れ等のリスクがあります。投資判断はご自身の責任でお願いします。
次回の後編では、この記事で触れた「楽天とSBIの二刀流」を家計管理の視点で深掘りします。共用口座の作り方、Vポイントを”使う・持つ・積む”で2年半に実質10万pt超貯めた実例まで全部お見せします→ 【後編】楽天とSBIの二刀流家計管理を読む

