「将来のために貯金はしているけれど、今の生活を楽しめている気がしない」
「家族のために資産を増やしたいけれど、何から手をつければいいのかわからない」
47歳、1歳の息子を持つ管理職の私も、かつては同じ場所にいました。この記事では、私が高配当株投資で歩いてきた道のりを、4つのステップと実データで公開します。
先に、私の現在地を数字でお見せします。
- 日本株ポートフォリオ:約1,760万円(2026年6月時点)
- 税引後の受取配当:2025年実績で約40万円(2020年は4.4万円でした)
- 累計受取配当:約150万円(入金件数900件)
- 保有株の予想配当ベース:年60万円超(税引前)
ひとつ、最初に正直に書いておきます。私はこのブログで「年間配当60万円」という数字をよく使いますが、これは保有株の予想配当(税引前)です。実際に口座に振り込まれた受取実績(税引後)は2025年で約40.3万円。この2つの数字の違いと、その差がなぜ生まれるかも、この記事の後半できちんと説明します。数字を盛らないこと。それがポートフォリオを公開するブログの最低条件だと思っているからです。
私の配当金は、こう育ってきた(年別推移)
まず結論の表から。2019年に米国株の配当1ドルから始まった私の配当金は、こう育ちました。
| 年 | 国内株(楽天) | 国内株(SBI) | 米国株 | 年間合計(概算) |
|---|---|---|---|---|
| 2020 | 41,939円 | — | 約2,000円 | 約4.4万円 |
| 2021 | 112,166円 | 0円 | 約13,400円 | 約12.6万円 |
| 2022 | 169,199円 | 0円 | 約26,100円 | 約19.5万円 |
| 2023 | 200,773円 | 14,606円 | 約48,400円 | 約26.4万円 |
| 2024 | 198,513円 | 39,098円 | 約96,300円 | 約33.4万円 |
| 2025 | 222,133円 | 108,475円 | 約72,800円 | 約40.3万円 |
| 2026(6月時点) | 51,427円 | 44,808円 | 約30,000円 | 進行中 |
※すべて税引後の受取額。米国株は各年の平均為替レートによる概算円換算です。
5年で約9倍。ただし、見てのとおり最初の数年は「年4万円」「年12万円」の世界です。魔法はありません。あるのは、これから説明する4つのステップを淡々と回し続けた時間だけです。

「2020年の私に見せたい表です。当時は『こんな少額で意味があるのか』と思っていましたが、配当は雪だるまでした」
STEP 1:目的を決める ― 配当金は何のためのお金か
最初のステップは銘柄選びではなく、「増やしたお金を何に使うか」を決めることです。
私の答えは、ビル・パーキンス『Die With Zero』に出会って固まりました。資産を積み上げるだけの人生ではなく、家族との思い出が最も価値を持つ「今」にお金を使う。配当金はそのための原資です。
実際に、わが家の配当金はこう使われてきました。
- ドラム式洗濯乾燥機(約26万円)── 洗濯という家事を手放した
- ホットクック(数万円)── 夕食作りのストレスを手放した
- 家族旅行(約20万円)── 1歳の息子との時間に使った
「老後が心配だから今を我慢する」のではなく、配当という第2の収入の柱を作って、今と将来の両方に安心を持つ。これがこのロードマップ全体のゴールです。(あわせて読みたい:Die With Zero書評)
STEP 2:銘柄選定 ― 「7つの鉄則」で罠銘柄を避ける
高配当株には、表面利回りだけが高い「罠銘柄」が混ざっています。私は以下の7つを機械的にチェックし、通過した銘柄しか買いません。ここでは結論をすべて書きます。
- 連続増配・非減配 ── 10年以上減配していないか。累進配当を掲げているか
- 自己資本比率40%以上 ── 不況でも配当を出し続けられる体力があるか
- 配当性向50%以下 ── 理想は30〜40%。無理して出していないか
- 売上高・営業利益が右肩上がり ── 過去10年で衰退していないか
- PER15倍以下・PBR1倍以下(目安) ── 良い会社を、安い時に買えているか
- 営業キャッシュフローが毎年プラス ── 利益ではなく現金で確認する
- 時価総額1,000億円以上 ── 会社員の長期投資にスリルは不要
各指標の詳しい見方と「罠銘柄」の実例は、7つの鉄則の詳細記事にまとめています。
この基準で選び、数年育てた結果がこちらです。2026年6月時点の実際の保有銘柄から抜粋します。
| 銘柄 | 評価額 | 評価損益 |
|---|---|---|
| 三菱UFJフィナンシャルG | 157万円 | +129.8万円(+476%) |
| KDDI | 110万円 | +50.6万円(+84%) |
| 住友商事 | 61万円 | +48.5万円(+365%) |
| オリックス | 60万円 | +48.3万円(+399%) |
| 東京海上HD | 74万円 | +48.2万円(+186%) |
| 日本たばこ産業 | 63万円 | +43.2万円(+217%) |
誰もが名前を知っている企業ばかりです。珍しい銘柄を発掘する必要はありません。
STEP 3:ポートフォリオ構築 ― セクター分散と、守れなかった「10%の壁」
組み合わせの基本ルールは2つです。
- 景気敏感株:ディフェンシブ株 = おおむね50:50
- 1セクターの比率は10%未満に抑える(10%の壁)
ただし、ここで正直な告白をします。私は今、この「10%の壁」を守れていません。
2026年6月時点の実測値がこちらです(両口座合算・国内株式約1,740万円)。
| セクター | 比率 |
|---|---|
| 銀行 | 17.3% |
| 商社 | 11.4% |
| 通信 | 11.2% |
| その他金融 | 8.9% |
| 建設・不動産 | 7.2% |
| 保険 | 6.6% |
| その他(16セクター) | 37.4% |
銀行だけで17%。銀行・保険・その他金融を合わせた広義の金融セクターは32.8%に達しています。理由は単純で、三菱UFJ(+476%)をはじめ金融株が育ちすぎたからです。買付時は10%の壁を守っていても、保有を続ければ勝ち組セクターの比率は勝手に膨らみます。
ここでの選択肢は、売って利確しリバランスするか、配当の柱として持ち続けるか。私の現在の方針は「売らない」です。簿価利回り10%超に育ったエースを手放すのではなく、新規の買付を他セクターに寄せることで、時間をかけて比率を薄めていきます。含み益を確定させる快感より、増配を続ける株を持ち続ける複利を取る。これが私の答えですが、正解は人それぞれだと思います。

「ルールと実態のズレを隠さないこと。ポートフォリオ公開ブログの価値は、きれいな理論ではなく、ズレた時にどう判断したかにあると思っています」
(あわせて読みたい:ポートフォリオ全内訳の記事)
STEP 4:継続ルーティン ― 1日1.5時間の隙間で回す
最後は継続の仕組みです。仕事と1歳児の育児の合間で、私の投資時間は1日1.5時間の隙間だけです。
- 通勤電車(朝):iSPEEDで保有銘柄と決算ニュースをチェック
- 昼休み(40分):気になる銘柄を「7つの鉄則」でふるいにかけ、S株で1株だけ買う
- 夜:基本的に何もしない。株価は見ない
ポイントは「夜に何もしない」ことです。時短家電で家事を自動化し、浮いた時間は投資ではなく家族に使う。投資の作業は隙間に押し込み、判断は7つの鉄則に任せる。意思の力に頼らない設計が、続いてきた理由のすべてです。(あわせて読みたい:投資ルーティンの詳細)
「実績40万円」と「予想60万円」の差はどこから来るか
冒頭の約束どおり、2つの数字の関係を説明します。
- 予想配当60万円(税引前):いま保有している全銘柄の予想配当を合計した数字
- 受取実績40.3万円(2025年・税引後):実際に口座に振り込まれた金額
差が生まれる主な要因は3つです。
- 税金:特定口座の配当には約20%の税金がかかります(NISA口座分は非課税)
- 買い増しのタイミング:年の途中で買った株は、その年の配当を満額は受け取れません
- 増配の反映ラグ:予想配当は最新の増配を織り込みますが、受取は半年遅れてやってきます
つまり「予想60万円」は、1年後の受取実績がそこへ向かう先行指標です。逆に言えば、いま予想配当を増やす行動(入金と買付)が、来年の受取額を作ります。
よくある質問(FAQ)
Q. 投資未経験ですが、本当に始められますか?
A. STEP1の目的さえ決まれば、あとは1ステップずつで大丈夫です。私も最初の1株は数千円からでした。
Q. 最低いくらから始められますか?
A. SBI証券のS株、楽天証券のかぶミニなら1株1,000〜3,000円から購入できます。最初の目的は「配当が振り込まれる体験」なので、少額で十分です。
Q. SBI証券と楽天証券、どちらがおすすめですか?
A. 結論は併用です。私は楽天に1,774万円、SBIに1,311万円を置いて使い分けています。詳しくは証券口座の選び方で実データ付きで解説しています。
Q. 子育て中で時間がなくても続けられますか?
A. 私の投資時間は1日1.5時間の隙間だけです(STEP4参照)。時間ではなく仕組みで続けます。
まとめ:2020年の4.4万円が、すべての始まりだった
このロードマップに、一発逆転はありません。
- 目的を決める(配当を何に使うか)
- 7つの鉄則で銘柄を選ぶ
- セクター分散で守る(ズレたら正直に向き合う)
- 隙間時間の仕組みで続ける
これを回し続けた結果が、年4.4万円→40.3万円の推移表です。そして来年の表を作るのは、今日の1株です。
まずは、あなたが理想とする「5年後の家族との休日」を想像してみてください。その資金源になる最初の1株を、今週どこかの隙間時間で選んでみませんか。
★ 配当生活のスタート地点 ★
高配当株を始めるなら
「楽天証券」
家計管理パパが10年以上使い続けてきた楽天証券。
NISA成長投資枠で配当が非課税、楽天ポイントとも連動。
新規口座開設でポイント還元キャンペーン常時開催中。
※ 投資判断はご自身の責任で行ってください
※投資には元本割れ等のリスクがあります。投資判断はご自身の責任でお願いします。
この記事を書いた人
配当パパ|47歳・1歳児の父・会社員(管理職)。投資歴約6年。日本株約1,760万円を中心に総資産3,300万円を運用。税引後の累計受取配当は約150万円(2026年6月時点)。本ブログでは証券口座の実データに基づき、数字を盛らない投資記録を公開しています。
📚 この記事と一緒に読みたい関連記事
ロードマップの各ステップを深掘りした記事はこちら。
- 年間配当金60万円への道のり。私が高配当株投資を5年続けて確信したこと
- 【銘柄選定編】簿価利回り12%超も!「罠銘柄」を回避して一生モノの優良株を見抜く7つの鉄則
- 【銘柄実例】簿価利回り13%超!三菱UFJ・JTなど”育った”高配当株ベスト5
- 【ポートフォリオ編】日本株1,700万円超の内訳公開!暴落に負けない「セクター分散」の黄金比
- 【図解】資産3300万の家計管理パパが教える!失敗しない証券口座の選び方と始め方
- 【口座編②】楽天証券とSBI証券、結局どっち?正解は”併用”|目的別の使い分け実例
- 【実践編】1日1.5時間の「隙間」で1,700万円を育てる。47歳管理職が暴落をバーゲンに変える投資ルーティン
★ 配当生活のスタート地点 ★
高配当株を始めるなら
「楽天証券」
家計管理パパが10年以上使い続けてきた楽天証券。
NISA成長投資枠で配当が非課税、楽天ポイントとも連動。
新規口座開設でポイント還元キャンペーン常時開催中。
※ 投資判断はご自身の責任で行ってください

